ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章

ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章あらすじ

小国家ウェスタディア王国。今、この国に未曾有の危機が迫っていた。隣国のラミアム大公国の大艦隊が侵攻を始めたのだ。迎え撃つはずの自国艦隊は総指揮官もろとも戦わずして逃亡してしまう。まだ少年のあどけなさを残す書記官アルファーニは憤っていた。自らの保身に走り国を見捨てた貴族たちを。故郷を捨てることができない彼は決意をする。逃げられないなら戦うしかない!そんな時同じく取り残された境遇の兵士と出会う。かつては指揮官だったが一兵卒に降格されたという不良軍人のバドエルと。その出会いが、信じられない奇跡の始まりだった。

SF*1で戦記ものという個人的にズキズキなジャンルの新シリーズなので即買い、キャラは登場キャラが多い分個別キャラの描写が少ないので、あまり言い切れないけれど、こういう話だと居そうでいていない感じで、これからの描写しだいってのもあるけどキャラは立ちそうな感じ。戦争部分の描写も大きな戦力差をひっくり返す戦術もなかなかに考えられていて結構いい感じだった。お留守バンジーシリーズの作者の作品ということで読む前から期待していたけど、これは次巻以降も期待できそう。
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*1:といってもサイエンスフィクションではなくスペースファンタジーとかスペースオペラと言うべきものだけど