烙印の紋章3 竜の翼に天は翳ろう

烙印の紋章3あらすじ

帝都ソロンでの反乱を阻止しますます名声を高めたオルバは、皇帝により辺境のアプター砦へ赴くよう命じられる。そこはかつてビリーナの故国ガーベラに占領され、メフィウスへと返還されようとしている地だった。そしてその機を狙って隣国タウーリアが侵攻してくるという噂があった。元剣奴隷の近衛兵などわずかばかりの手勢を率い、ビリーナと共にアプターへと進発したオルバ。一方、ガーベラではエンデ公国との戦端が開かれようとしており、メフィウスの援軍を必要としていた。一触即発の状況の中、寡兵しか持たないオルバがふるう采配とは―!?英雄への道を描くファンタジー、第3弾。

結局制空権チョー大事という話(ちg)*1
前巻の剣闘奴隷同士の一対一か少数同士の戦いと打って変って集団戦を中心として戦いに。2巻で敵だった軍師との無言の共闘や、不利な状況から自らを囮として罠にはめ勝利するとか燃える展開だった。しっかし、この作者も酷い人だな兄貴が生きてるかもと読者に錯覚させるような伏線を張っといて、最後で墓標見せるだもんなー。でも、これで兵を単なる数ではなく一人一人人生があることを自覚したから、単なる覇道への道を進む話にならなくなったな。次巻以降ますます戦争が激しくなりそうだけど、どう対応するか楽しみになった。

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シリーズ感想記事

*1:これ以降ネタばれ多目注意